書誌事項
- タイトル別名
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- ENHANCEMENT OF ACCURACY OF SEMI-ANALYTICAL METHOD FOR SHEAR LAG OF BEAMS WITH ARBITRARY CROSS SECTION
抄録
箱断面や複数の桁を有する橋梁において,ウェブ間隔や桁間隔がスパンに比べて広い場合,フランジ上の曲げひずみはせん断遅れにより橋軸直角方向に一様でなくなる.せん断遅れの解析は,せん断遅れによる変位分布の仮定を用いた解析的手法が開発され,変位を級数展開で表した解析的手法に発展している.著者らは,せん断遅れの変位を有限要素法を用いた均質化梁理論で求め,それを従来の解析的手法に組み込んだ簡便な半解析的手法を提案した.本論文では,均質化梁の数値解析から得られるせん断遅れに起因する変位の断面内の分布を考慮することにより,著者らの提案した半解析的手法の精度向上を試みた.その結果,特にフランジ面内のせん断遅れに起因するせん断ひずみ分布について,参照解との誤差を,著者らの過去の手法に対して半分程度とすることができた.
収録刊行物
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- 土木学会論文集A2(応用力学)
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土木学会論文集A2(応用力学) 72 (2), I_53-I_62, 2016
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205351086080
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- NII論文ID
- 130005311923
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- ISSN
- 21854661
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可