街路におけるプロビーム道路照明の視認性評価に関する基礎的研究

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タイトル別名
  • Fundamental Research on Visibility Performance under Pro-Beam Road Lighting

抄録

<p>本研究では、一般に広く使われている対称照明と比較し、プロビーム照明下における歩行者視認性のメリットを明らかにすることを目的に、対称照明と簡易プロビーム照明をテスト走路に設置し、実験参加者 12 名による車内から歩行者を視認させる実験を実施した。街路での利用を踏まえたプロビーム照明専用の灯具は実在しないため、既存の灯具を工夫して理想配光に近い簡易プロビーム照明を製作し、実験に使用した。実験時は霧雨で路面が若干湿った状態であった。評価実験の結果、道路の横断方向と縦断方向を考慮すれば、プロビーム照明は対称照明に比べて歩行者を視認しやすく、また視認距離や車両と歩行者の位置関係による影響も小さいことが分かった。道路上の歩行者を視認する上で、プロビーム照明は潜在的に高い性能を有することが示唆された。</p>

収録刊行物

  • 交通工学論文集

    交通工学論文集 3 (2), A_84-A_91, 2017

    一般社団法人 交通工学研究会

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680736302464
  • NII論文ID
    130005312835
  • DOI
    10.14954/jste.3.2_a_84
  • ISSN
    21872929
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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