シンポジウム「東アジアにおける将来の有蹄類個体群の管理に向けた探求」の記録

• 鈴木 正嗣

  岐阜大学応用生物科学部

• 伊吾田 宏正

  酪農学園大学農食環境学群

• 上野 真由美

  北海道立総合研究機構環境科学研究センター道東野生生物室

• 荒木 良太

  自然環境研究センター

書誌事項

タイトル別名

• A report on the IWMC symposium “Seeking for future strategy to control ungulate populations in East Asia”
• シンポジウム 「 ヒガシアジア ニ オケル ショウライ ノ ユウテイルイ コタイグン ノ カンリ ニ ムケタ タンキュウ 」 ノ キロク

抄録

本シンポジウムでは，まず東アジア諸国において生息数過剰となった有蹄類個体群の管理の現状について情報共有を行った．次いで，欧州での先行事例を参考に，将来の個体数管理に関わる留意点や戦略を論議した．狩猟は，欧州諸国では野生動物管理システムの重要要素として認識されているが，娯楽目的の狩猟者に依存しすぎることによるリスクも顕在化している．狩猟者は，より多くの収穫を得ることを最重要視し，生息数過剰によって生じる諸問題を軽視しがちなためである．東アジア諸国においては，欧州で生じているこの問題について，十分に留意しておく必要性が指摘された．

収録刊行物

• 哺乳類科学

  哺乳類科学 56 (2), 233-239, 2016

  日本哺乳類学会

キーワード

• ungulate
• deer
• population control
• wildlife management
• hunting

詳細情報

• CRID: 1390282679700034304
• NII論文ID: 130005317173
• NII書誌ID: AN00231656
• DOI: 10.11238/mammalianscience.56.233
• ISSN: 1881526X
• ISSN: 0385437X
• HANDLE: 10659/00005414
• NDL書誌ID: 027832080
• Web Site: https://rakuno.repo.nii.ac.jp/records/5181
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I027832080
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • NDL
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可