書誌事項
- タイトル別名
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- Consideration of Tetanic Contraction Properties of Different Skeletal Muscle Fibers Using Displacement MMG
抄録
<p>骨格筋収縮に起因する微細な振動を記録した筋音図MMG (mechanomyogram) は, 筋の機械的な収縮機能を反映しているが, 強縮時における筋の断面積方向の変位を測定した報告は少ない. 著者らはヒト大腿直筋 (type Ⅱ線維優位) および短母指外転筋 (type Ⅰ線維優位) の皮膚表面において, 30秒間に0.2 [Hz] から50 [Hz] まで連続的に電気刺激の周波数を増加させたときのMMGを, レーザ変位計によって測定し, 骨格筋の強縮特性について検討した. 実験は筋疾患のない21~25歳の男性3名, 女性1名で行った. 本実験より, (1) 異なる筋線維タイプが混在する骨格筋は, 二段階的に不完全強縮が進行し, 筋線維の構成比によって変位MMGの大きさが異なる, (2) 一般的なtype Ⅰ, type Ⅱ線維の単収縮 (筋張力) の収縮時間と弛緩時間から, 強縮過程における変曲点の周波数域を推定した結果, 最初に起こる不完全強縮はtype Ⅰ線維, 続いて起こる不完全強縮はtype Ⅱ線維の周波数域とほぼ一致する, ことがわかった.</p>
収録刊行物
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- バイオメカニズム
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バイオメカニズム 19 (0), 23-33, 2008
バイオメカニズム学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680196667392
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- NII論文ID
- 130005395100
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- ISSN
- 1349497X
- 13487116
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可