DOHaD(Developmental Origins of Health and Disease)仮説からみた統合失調症

  • 前川 素子
    理化学研究所 脳科学総合研究センター 分子精神科学研究チーム
  • 大西 哲生
    理化学研究所 脳科学総合研究センター 分子精神科学研究チーム
  • 吉川 武男
    理化学研究所 脳科学総合研究センター 分子精神科学研究チーム

書誌事項

タイトル別名
  • Schizophrenia : perspective from Developmental Origins of Health and Disease (DOHaD)
  • DOHaD 〈Developmental Origins of Health and Disease)仮説からみた統合失調症
  • DOHaD 〈 Developmental Origins of Health and Disease)カセツ カラ ミタ トウゴウ シッチョウショウ

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抄録

統合失調症脆弱性形成の有力な説として,神経発達障害仮説が考えられている。神経発達障害には,環境要因と遺伝要因の両方が関わることが知られているが,特に環境要因については妊婦の栄養不良,妊婦のウィルス感染,産科合併症・周産期障害,母子間のRh血液型不適合などの関与が想定されている。本稿では母体栄養が出生後の児に及ぼす統合失調症脆弱性形成に対する影響について, DOHaD(Developmental Origins of Health and Disease)仮説の視点から概説したい。

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