函体推進・けん引工法における地表面変位予測法と逐次対策法の開発

• 中村 智哉

  植村技研工業株式会社 立体交差事業部

• 山下 康彦

  植村技研工業株式会社 立体交差事業部

• 丸田 新市

  植村技研工業株式会社

• 遠藤 宗仁

  千葉工業大学 建築都市環境学科

• 小山 幸則

  千葉工業大学付属総合研究所

• 小宮 一仁

  千葉工業大学

書誌事項

タイトル別名

• DEVELOPMENT OF A METHOD OF SETTLEMENT PREDICTION AND COUNTERMEASURE IN A PHASED CONSTRUCTION OF UNDERPASS TUNNEL

抄録

線路下横断構造物を小土被りの地山に非開削で施工する場合，推進・けん引した角形鋼管を本設利用する方法や，角形鋼管とコンクリート函体を置換する方法がとられている．後者を用いる場合，ボックスカルバートをジャッキで背後から押しつけ地山内の鋼管を到達立坑に押し出すが，このような鋼管と地山の相互作用を検討した既往事例はほとんど見当たらない．そこで本研究では，線路下横断構造物の効果的な施工のため，鋼管の地山内の初期配置に着目した地表面変位予測法および施工ステップに合わせて地表面隆起を抑制できる逐次対策法を開発した．予測法による複数のシミュレーションと施工を模した模型実験の比較から提案する対策法の地表面変位の抑制効果を確認した上で，実施工現場への適用例を示す．

収録刊行物

• 土木学会論文集Ｆ１（トンネル工学）

  土木学会論文集Ｆ１（トンネル工学） 72 (3), I_179-I_190, 2016

  公益社団法人 土木学会

キーワード

• underpass tunnel
• ground surface displacements
• non-open cut
• settlement prediction

詳細情報

• CRID: 1390001205355842688
• NII論文ID: 130005401892
• DOI: 10.2208/jscejte.72.i_179
• ISSN: 21856575
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejte/72/3/72_I_179/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可