P2-14 HLA-A*31:01遺伝子導入マウスを用いたメトトレキサート誘導性間質性肺炎モデルの作成と評価  [in Japanese]

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Author(s)

    • 古川 宏
    • 筑波大学 医学医療系分子遺伝疫学|国立病院機構相模原病院 臨床研究センター
    • 樋 貴士
    • 筑波大学 医学医療系分子遺伝疫学
    • 岡 笑美
    • 筑波大学 医学医療系分子遺伝疫学|国立病院機構相模原病院 臨床研究センター
    • 川崎 綾
    • 筑波大学 医学医療系分子遺伝疫学
    • 水野 聖哉
    • 筑波大学生命科学動物資源センター 資源管理分野
    • 高橋 智
    • 筑波大学 医学医療系解剖学・発生学
    • 當間 重人
    • 国立病院機構相模原病院 臨床研究センター

Abstract

<p>  メトトレキサート(MTX)は関節リウマチの治療に用いられるが,その副作用の一つである間質性肺病変は予後に影響を及ぼすものの,発症機序は不明である.MTX誘発性間質性肺病変(MI-ILD)を発症した日本人関節リウマチ患者を対象とした関連解析で,HLA-A*31:01との関連が報告された.またMTXをマウスに経口投与すると,MI-ILDを誘発できると報告されている.A*31:01遺伝子導入マウス(Tg)を作成し,MI-ILD発症におけるA*31:01分子の役割を評価することを目的とした.6-15週齢のC57BL/6(WT)とTgの雄(各群4匹)に,7%炭酸水素ナトリウム水溶液またはこれに溶解した3mg/kg MTXを,14日間連続で経口投与した.炎症を誘発させるとMI-ILDを重篤化させる可能性があり,餌・腸内環境の変化がMTXの動態に影響を与える可能性があるため,MTX+完全フロイントアジュバント(CFA)群,MTX+高脂肪食(HFD)群を設けた.CFA群はMTX投与3週間前と前日に尾にCFAを皮下投与,HFD群はMTX投与2週間前からHFDに変更した.投与終了後に血算を測定,肺の組織標本を作成した.MTX群で肺病変を認めたが,WTとTgとの間に明白な差はなかった.CFA群ではMTX群よりも重い肺病変を認めたが,WTとTgで顕著な差は見られなかった.またHFD群ではMTX投与後に体重が減少に転じ,投与12日目に全てのマウスが死んだが,WTとTgとの間に明らかな差は認められなかった.CFAがMI-ILDを増悪させること,HFD下でMTXを投与すると生存率が低下することが示唆された.</p>

Journal

  • Japanese Journal of Clinical Immunology

    Japanese Journal of Clinical Immunology 39(4), 410b-410b, 2016

    The Japan Society for Clinical Immunology

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    130005407851
  • Text Lang
    JPN
  • ISSN
    0911-4300
  • Data Source
    J-STAGE 
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