小中学野球選手の肩柔軟性評価法<BR>-肩肘痛や投球パフォーマンスとの関係-

DOI

抄録

本研究の目的は,成長期野球選手における肩肘痛や投球パフォーマンスと肩柔軟性の関係について検討することである.小中学野球選手344名を対象とした.肩肘痛(なし0~40点最悪)と投球パフォーマンス(投球スコア:最悪0~100%最高)を調べた.肩痛は平均6.8点,肘痛は平均8.1点,投球スコアは平均78.2%であった.肩柔軟性で左右差ありは,複合外転テスト(CAT):46%,水平屈曲テスト(HFT):48%であった.内旋2nd(左右差)は平均 -7度,内旋3rd(左右差)は平均 -2度であった.CATとHFTは肩痛と有意な関連があり,内旋2ndは肘痛と関連傾向があり,CATと内旋2ndは投球スコアと有意な関連があった.最も肩痛を検出したのはCATとHFTであり,最も肘痛を検出したのは内旋2ndであり,最も投球パフォーマンスと関連したのはCATと内旋2ndであった.

収録刊行物

  • 肩関節

    肩関節 40 (2), 665-670, 2016

    日本肩関節学会

キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204757971968
  • NII論文ID
    130005420573
  • DOI
    10.11296/katakansetsu.40.665
  • ISSN
    18816363
    09104461
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ