人は別の視点から見た顔を想像できるか?
書誌事項
- タイトル別名
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- Can humans imagine faces seen from new viewpoints?
- 視点手掛かりの事前提示が顔の再認成績に及ぼす影響
- Effects of preceding viewpoint cues on face recognition
抄録
本研究は,学習時とは異なる視点から見た顔を事前に想像することによって,その視点から見た顔の再認成績が向上するかどうかを検証した。実験では,学習刺激(正面顔;0度)を4秒間提示した後でテスト刺激(0度・30度・60度のいずれか)を提示し,2つの刺激の異同判断を求めた。学習刺激の提示中もしくはテスト刺激の提示と同時に,テスト刺激の視点を示す手掛かり画像が提示された。実験の結果,同じ顔の判断時には手掛かりの事前提示によって0度条件と30度条件の再認成績が向上したが,60度条件の再認成績はむしろ低下した。一方,異なる顔の判断時には手掛かりの影響は見られなかった。これらの結果から,学習時の視点に近い顔を想像することは比較的容易であるが,視点が遠ざかると想像が困難になり,かえって再認を妨害することが示された。これは顔以外の物体の心的回転では見られない現象であり,顔に特有な処理の関与を示唆している。
収録刊行物
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- 日本認知心理学会発表論文集
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日本認知心理学会発表論文集 2016 (0), 51-, 2016
日本認知心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205675292416
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- NII論文ID
- 130005431004
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可