書誌事項
- タイトル別名
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- A Fundamental Study of the Current and Future Using Buses in Mountainous Villages
抄録
日常生活行動により密着した地域生活交通として,乗合バス事業が多くの中山間集落で行われている.しかしながら,利用者が十分に確保できていないために減便・廃止となる事例がしばしばみられる.そこで本研究では,中山間集落のバスに対する現在のバス利用並びに将来のバス利用意向の実態把握と影響する要因を明らかにした.さらに,それらを踏まえ,現在のバス利用と将来のバス利用意向を一体的に扱い,両者に至るまでの意識構造を定量的に明らかにした.その結果,現在のバス利用については自動車の有無が,将来のバス利用意向については年齢構成が大きく影響していることが示唆された.また,バスに関する乗りやすさや利用しやすさに関する評価及び希望するサービス内容に対する意識は,現在のバス利用及び将来のバス利用意向に寄与することが示唆された.併せて,自動車の運転や家族等による送迎が難しくなるといった問題が起こった際は,通院・買物の便利さが低下するとともにバスに対する必要性が大きくなり,現在のバス利用や将来のバス利用意向に関する意識が向上することが示唆された.
収録刊行物
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- 都市計画論文集
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都市計画論文集 51 (3), 1249-1256, 2016-10-25
公益社団法人 日本都市計画学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679190071296
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- NII論文ID
- 130005432754
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- ISSN
- 21850593
- 09160647
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可