中心市街地に立地する公営駐車場の利用実態とその活用に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Study on the Condition of Public Parking Use and Utilization in City Center

抄録

本研究は、中心市街地活性化に取り組む119都市を対象に、公営駐車場の利用実態を明らかにすること、中心市街地活性化を目標とした公営駐車場の活用策を提言することを目的とする。まず、公営駐車場を有する89市287箇所の分析の結果、公営駐車場は、規模と立地場所の両面で利便性が高いものの、その利用の程度は全国的に低いことが明らかになった。一方、利用の程度が相対的に高い都市では、中心市街地への来街目的が存在することに加えて、料金の値下げや駐車無料時間の設定が実施されていた。今後の中心市街地活性化には、来街者の増加を目指し、自家用車利用も取り込んだ公営駐車場の有効利用が必要である。そのためには可能な限り利用条件を付けない、一定の駐車時間無料化が有効だと考える。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 51 (3), 365-371, 2016-10-25

    公益社団法人 日本都市計画学会

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