運賃と輸配送量を内生化した都市内共同配送モデルの構築と共同配送成立要因の基礎的分析

  • 山田 忠史
    京都大学大学院 工学研究科都市社会工学専攻
  • 福井 一彬
    京都大学大学院 工学研究科都市社会工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • MODELLING AN URBAN COOPERATIVE DELIVERY SYSTEM WITH ITS FARES AND VOLUMES ENDOGENOUSLY INCORPORATED TO INVESTIGATE THE KEY FACTORS FOR ITS SUCCESSFUL IMPLEMENTATION

抄録

都市内の貨物交通に起因する諸問題の解決・緩和に有用な都市内共同配送に着目し,輸配送ネットワーク均衡モデルの枠組みで,輸配送量,運賃や共同配送運賃などを内生的に決定する共同配送モデルを提案する.モデル化に際しては,実際に行われている共同配送の形態を基にして,荷主,消費者(消費市場),共同配送を委託する物流業者と受託する物流業者を対象に,それらの分権的な意思決定や行動の相互作用を考慮して定式化する.現実の数値との整合性を検討することにより,提案したモデルの基本的性能を確認するとともに,モデルを用いた基礎的な数値計算を行い,配送デポの施設費用や都市内の運行費用に注目して,共同配送の成立要因について考察する.

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参考文献 (6)*注記

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