既知顔を連想させる顔の記憶表象について
書誌事項
- タイトル別名
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- Representation of the face that is associated with a familiar face
抄録
既知の顔は未知の顔よりも,再認成績が良いことは既知性効果と呼ばれる(吉川, 1993)。この既知性効果は既知顔が連想されやすい未知顔に対しても生じることが示されている(吉川, 1997)。この未知顔における既知性効果は,連想された既知顔と未知顔を比較することで顔の形態情報をより詳細に符号化できたことによるのか,既知顔の意味記憶が活性化したことによるのか明らかでない。そこで,既知顔と平均顔を50%の比率で合成した合成顔と未知顔と平均顔を50%比率で合成した顔を学習し,再認時に既知顔(未知顔)の割合を段階的に変化させた画像群から学習した顔を選択させた。その結果,既知顔が連想される顔は学習時よりも既知顔方向に歪んで記憶されていることが示された。既知人物の想起は,未知顔の示差特徴の抽出に有利に働くこと、および既知性効果は意味記憶の活性化のみで説明できないことが示された。
収録刊行物
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- 日本認知心理学会発表論文集
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日本認知心理学会発表論文集 2012 (0), 123-, 2012
日本認知心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680652569216
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- NII論文ID
- 130005456282
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可