数量化による構造的曖昧性解消の遅延 Delayed processing in structural ambiguity resolution by quantification

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井上 (2011) は、(1) 「警官が犯人を捕まえた男性を…」のような裸名詞句だけからなる単文/関係節構造的曖昧文の「男性を」でみられる再解釈のための読み時間の増加 (ガーデンパス (GP) 効果) が、(1) の主語・目的語・主語+目的語それぞれに「2人の」のような複数の数量詞を付加した3条件では小さくなることを見出した。この結果は、数量詞表現の意味的計算が文の処理を一時的に遅延させるメカニズムによって説明される (Kurafuji et al, 2007)。本研究では、「23人の警官が」のように個々の要素を一度に把握できない数量詞ついて同様のリーディング実験を行ったところ、井上 (2011) の結果が再現された。このことは、処理の遅延が数量表現そのものの意味的処理に由来する事を示唆している。

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Journal

  • Proceedings of the Japanese Society for Cognitive Psychology

    Proceedings of the Japanese Society for Cognitive Psychology 2012(0), 42, 2012

    The Japanese Society for Cognitive Psychology

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