自分の顔の左右非対称知覚における長期的順応
書誌事項
- タイトル別名
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- Long term adaptation in perception of asymmetry for own-face
抄録
この研究では、人が自分の顔、知人の顔および他人の顔を見た時に知覚される歪みの大きさが調べられた。実験参加者は、標準刺激として正像の顔写真、比較刺激として正像と鏡像とが合成された顔写真を観察し、どちらがより歪んで(左右対称から離れて)見えるかを回答した。比較刺激の合成比率は系統的に操作され(正像20%:鏡像80%から正像-20%:鏡像120%のカリカチュア)、その比率によって歪みの度合いが操作された。実験の結果、正像と鏡像とを比較したときは、本人の顔においてのみ、正像がより歪んで知覚されることが明らかにされた。また、本人の正像の歪みの大きさ100%に相当する鏡像の歪みの大きさは約105%であることが示された。これらの結果は、自分の鏡像への順応が日常的に起こっており、知覚レベルの判断においても残効をもたらすことを示している。
収録刊行物
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- 日本認知心理学会発表論文集
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日本認知心理学会発表論文集 2012 (0), 146-, 2012
日本認知心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680652514304
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- NII論文ID
- 130005456369
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可