NeWMeKで選出された立ち上がり時間の短い突風の特性を利用したアメダスおよび気象官署観測記録から同様の突風を選出する試み

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タイトル別名
  • Selection of Short-time-rising Gust from Wind Records at AMeDAS and JMA Observatory using Characteristics of Gusts Selected from Winds from NeWMeK

抄録

被害を発生させた突風の観測事例は少なく実際の突風特性は明らかではない。著者らはNeWMeKでの風記録から立ち上がり時間の短い突風を選出する手法を提案したが,NeWMeK記録だけでなく気象官署やアメダスでの風速記録を利用すれば,地域を限定することなく非定常風力を発生させる可能性のある突風を選出することができる。本論では,実物大の電車車両形状物体に風力のオーバーシュート現象を発生させる可能性のある突風に着目してNeWMeKでの観測記録から選出された立ち上がり時間の短い突風特性を整理し,それらの突風が選出された10分間での突風率を条件として10分間記録から突風発生期待観測記録を選出した。近接するNeWMeKと気象官署での突風発生期待観測記録数および立ち上がり時間の短い突風の選出数には関連があり,アメダスや気象官署での10分間での風記録から立ち上がり時間の短い突風の発生可能性を推定できると考えられる。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205591649408
  • NII論文ID
    130005464398
  • DOI
    10.14887/kazekosymp.24.0_1
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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