モデル解像度の違いによる富山県の熱的局地循環の表現性

DOI オープンアクセス
  • 橋本 佳貴
    京都大学防災研究所暴風雨・気象環境研究分野 所属
  • 安永 数明
    富山大学院理工学研究部 所属
  • 竹見 哲也
    京都大学防災研究所暴風雨・気象環境研究分野 所属

書誌事項

タイトル別名
  • REPRESENTATION OF THERMALLY INDUCED LOCAL CIRCULATION OVER TOYAMA IN NUMERICAL SIMULATIONS WITH VARIOUS RESOLUTION

抄録

富山県では、日射量と気温に明瞭な日周期変化が見られ熱的局地循環の発達、複雑な地形による局地循環への影響が考えられる。そこで、高解像度の数値実験を行い富山で発生する局地循環の大きさや地形の複雑さに着目することで、山谷風と海陸風に及ぼす急峻な地形の影響を明らかにすることを目的とした。高解像度化により富山県内での地表面温度や地形の分布が細かく表現されることで、地形が熱的局地循環に対して影響を与える様子が明瞭に表現されている。地形の特徴は地域ごとに異なるため、熱的局地循環の特徴も地域によって異なる性状を示す。地形の複雑な富山県東部では海陸風と山谷風の結合が高解像度の計算結果から見られ、富山県の南方に谷が位置するところでは局地循環の発達がみられた。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205591867264
  • NII論文ID
    130005464502
  • DOI
    10.14887/kazekosymp.24.0_7
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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