ベッドマットレスの硬さが睡眠に及ぼす影響 THE EFFECTS OF THE MATTRESS ON NOCTURNAL SLEEP

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抄録

<b>目的:</b> 快適な睡眠を得るために寝具は大きな役割を果たしており、毎日長時間の連続使用をおこなっているが、寝具による睡眠への影響に関する知見は少なく明確ではない。そこで、本研究ではベッドマットレスの硬さが異なる場合の終夜睡眠時の寝姿勢・体動、生理心理反応を明らかにすることを目的とし、前報に引き続き、男女を被験者として終夜睡眠実験を行った。<br><b>方法</b>: 健康な若齢者女性8名、男性7名を被験者とし、奈良女子大学人工気候室にて23時~翌朝7時まで8時間の終夜睡眠をとらせた。実験は実験中は被験者の好みの気温に設定した。ベッドマットレスは硬さの異なる3種類 (A:90±19N、B:130±23N、C:50±15N低反発素材)を用いた。測定項目は寝姿勢・体圧分布、生理反応として心拍数・体動回数・脳波など、心理反応として睡眠前後に寝心地評価・快適感評価など、起床時にOSA睡眠調査票による睡眠感評価である。その他日常睡眠に関するアンケート、身体計測を行った。<br>結果 (1)男性では寝姿勢回数はA、手足の微細な体動はBにおいて有意に多かった。起床時にはBにおいて「硬い」「寝心地が悪い」と評価した。(2)女性では寝姿勢の変換回数はBで最も多く、A及びCでは同一の寝姿勢が長く持続し、手足の微細な体動はが多い傾向が認められた。Cでは、OSA睡眠調査票において睡眠維持の因子の得点が有意に低く、起床時に「重々しい」と評価した。(3)男性では女性に比べ寝姿勢変換回数が多かった。また、OSA睡眠調査票による評価では女性の得点が低い傾向にあった。(4)男女とも、脳波計測から求めた睡眠深度出現割合、心拍数等には有意な差は認められなかった。<br>文献:木佐貫美穂、久保博子:ベッドマットレスの硬さが終夜睡眠時の寝姿勢・体圧分布に及ぼす影響、家政学会大会要旨集、2012<br>

収録刊行物

  • 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集

    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 64(0), 240, 2012

    一般社団法人 日本家政学会

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