In vitro, in vivo系におけるイミダゾールペプチドの抗アレルギー効果 Anti-allergic effect of imidazole peptide in vitro and in vivo

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<b>目的</b> これまでに,アンセリンやカルノシンなどのイミダゾールジペプチドに花粉症抑制効果,疲労回復効果,抗加齢効果等を持つことが報告されている.また我々は,HAQ(His-Ala-Gln)ペプチドが,RBL-2H3細胞の脱顆粒を抑制することを明らかにしてきた.そこで本研究では,他のイミダゾールジ・トリペプチドの脱顆粒抑制効果を検討するとともに,動物実験系を用いてHAQペプチドの抗アレルギー効果を評価した. <br><b>方法</b> 抗体感作されたラット好塩基球様細胞株RBL-2H3に,化学合成した各種ペプチド(HH,HHH,HAQ,QHA,AQH)を10分間作用させた後,抗原との共刺激30分後のβ-hexosaminidase放出活性を測定し,脱顆粒レベルを評価した.また,卵白リゾチーム(LHE)感作マウスを用いて,14日間のHAQペプチド継続投与による血清中LHE特異IgE及びIgG1産生,ならびにLHE投与後のアナフィラキシー症状に与える影響を検討した.アナフィラキシー評価の指標として直腸温とスコアを測定した. <br><b>結果</b> HH,HHH,HAQ ペプチドをRBL-2H3細胞に作用させたところ,それぞれ濃度依存的に脱顆粒抑制効果が認められ,その抑制強度は,HAQ≒HHH>HHであった.また,HAQ,QHA,AQHペプチドで同様に検討したところ,その抑制強度はHAQ>AQH>QHAであった.よって,イミダゾールペプチドによる脱顆粒抑制効果のレベルはヒスチジン残基の数に依存し,配列特異性も有することが明らかになった.また,LHE感作マウスを用いた実験においてHAQペプチドの継続投与による各種抗体産生の低下は認められなかったもののアナフィラキシー症状の抑制傾向が認められ,動物実験系においても抗アレルギー効果を有することが示唆された.

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  • Abstracts of Annual Congress of The Japan Society of Home Economics

    Abstracts of Annual Congress of The Japan Society of Home Economics 66(0), 175, 2014

    The Japan Society of Home Economics

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