焼却主灰中セシウムの存在形態と溶出挙動に関する研究
書誌事項
- タイトル別名
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- Study on the existence form and leaching behavior of cesium contained in incineration bottom ash
抄録
焼却主灰中の難溶性態Csの存在形態を明らかにし、溶出挙動が何に支配されるのかを明らかにするために、本研究では、Csを高濃度に含有する焼却主灰を対象にpH依存試験、粒径別の存在量把握、粒径別のpH依存試験を実施した。pH依存試験ではpHを1.9から10.8まで変化させた。難溶性態Csの溶出はpH依存性を示し、pHの低下に伴いSiやAlとともに溶出濃度が上昇した。これはガラス状非晶質のマトリクス内、あるいはアルミノシリケートとして存在する難溶性態Csが強酸に冒されたためだと考えられる。ただし、溶出濃度の増大した低pHは実際の焼却灰では生じ難く、埋め立て後長期間経過した灰でもpHは8.5程度とされる。こうした範囲での難溶性態Csの溶出は存在量の2~3%とわずかに過ぎない。一方、粒径ごとの難溶性態Csの分布や、溶出挙動の違いは確認されなかった。
収録刊行物
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- 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
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廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 24 (0), 575-, 2013
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205589393536
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- NII論文ID
- 130005470963
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可