埼玉県熊谷市で発生するヒートアイランドの時空間的特徴

DOI
  • 重田 祥範
    立正大学地球環境科学部環境システム学科
  • 渡来 靖
    立正大学地球環境科学部環境システム学科
  • 中川 清隆
    立正大学地球環境科学部環境システム学科

書誌事項

タイトル別名
  • Spatio-temporal characteristics of urban heat island that occurs in Kumagaya, Saitama Prefecture

抄録

埼玉県熊谷市およびその周辺地域を対象として,定点型観測による長期的な地上気温の測定を東西約8km,南北10kmの範囲で連続的におこなった.熊谷市内に計6地点の測定点を設け,公園のポールを利用して測定器を設置した.観測期間は2011年9月10日~2012年12月31日(現在も継続中)である. 観測の結果,熊谷市で発生するヒートアイランドは東西方向に分布しており,都市部と郊外の気温差は年平均で約3℃(最大7℃)であった.なお,ヒートアイランド現象の中心はJR熊谷駅北口付近の繁華街に位置していた.また,都市部と郊外の気温差が最大となる時間帯は19~24時頃であり,夜間に顕著であった.一方で,ヒートアイランドは年間を通して発生と熊谷地方気象台で観測された風速の相関分析をそれぞれ試みた.その結果,両者のあいだにはほとんど相関が認められなかった.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205695948416
  • NII論文ID
    130005473219
  • DOI
    10.14866/ajg.2013s.0_276
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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