Surface rupturing history of the Kanto-heiya-hokuseien Fault Zone, and its relation to ground disasters and earthquakes in the surrounding areas

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  • 関東平野北西縁断層帯の地表変位履歴と断層帯周辺の地盤災害・地震

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関東平野北西縁断層帯は、関東平野と関東山地の境界部から大宮台地北部にかけてNW-SE 方向に延びる。地震調査委員会(2005)はこの断層帯を断層帯主部と平井-櫛挽断層帯に分けている。断層帯主部は、榛名山麓から藤岡に達する断層、本庄から深谷・熊谷を経て吹上に至る断層(深谷断層)、その南東側の綾瀬川断層からなる。全長は約82kmに達し、1891 年濃尾地震(M8.0)の際に現れた地震断層の全長約80km に匹敵する。平井-櫛挽断層帯は平井・櫛挽・神川の各断層からなり、全長は約23km とされている。 断層帯主部は南西側隆起の逆断層、平井-櫛挽断層帯は北東側隆起を伴う左横ずれ断層とされている。 断層帯主部の平均上下変位速度は0.2‐0.4m/千年、最新活動は約6200‐2500 年前、平均活動間隔は1万3千‐3万年と見積もられている。平井-櫛挽断層帯については、2005年時点ではこれらのパラメータは不明とされている。 講演者は2008 年度文科省「活断層の追加・補完調査」(産総研受託)において本断層帯を担当し、阪神コンサルタンツとの共同研究により櫛挽断層のトレンチ調査を行った。本講演ではそれらの結果に基づく検討結果(私見)を述べる。

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  • CRID
    1390001205696721792
  • NII Article ID
    130005473332
  • DOI
    10.14866/ajg.2013s.0_333
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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