都市と森林のキャノピー構造の違いから考察する遮断蒸発メカニズム  [in Japanese] Difference of Rainfall-interception Mechanism between urban and forest canopy  [in Japanese]

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Abstract

都市キャノピ-(以下CP)の遮断蒸発(以下RI)研究は、森林CPでの研究に比して数が限られている。その理由は、都市CPでのRI計測の難しさにある。樹冠下空間を有する森林CPでは、鉛直1次元的な降雨-流出計測からRI評価が可能であるが、都市CPでは水収支の3次元的な評価が必要であり、実都市では有意な精度でRIを評価することが難しい。著者らは、水収支を簡略化可能な屋外準実都市模型(COSMO)上で、実降雨に対するRI計測を9ヶ月間行った。COSMOは、実都市との力学・物理相似性を有しており、ここで評価されたRIは都市CPからのそれと見なされる。<br>都市CPでのRIは以下の特徴を有しており、森林CPのそれと量・動態の両面で様相が異なっていた。<br>①都市CPのRIは総降雨量の6%であった(森林CPでは20-50%程度)。<br>②都市CPでは飽差がRIを駆動していた。<br>③都市CPのRIを支える熱源は晴天時のCP蓄熱量であった(森林CPのRIは熱収支的に説明出来ない程多い)。<br>これらの違いをもたらす要因として、都市と森林のCP構造の違いがもたらす、有効蒸発面積、空気力学的粗度、CP熱容量の違いに焦点を当て、両者のRIメカニズムについて考察する。

[in Japanese]

Journal

  • The Japanese Forest Society Congress

    The Japanese Forest Society Congress 125(0), 833, 2014

    THE JAPANESE FORESTRY SOCIETY

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