気体衝撃波によるフロン12の分解特性に及ぼす水分の影響

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  • Influence of Moisture on the Decomposition Characteristic of the Chlorofluorocarbon 12 using Gas Shock Waves

抄録

現在、実用レベルに達しているフロン類の分解技術では、有害な副生物の生成やランニングコストが高いこと等の問題があり、フロン類を安価でかつ環境に優しい方法で分解する技術の開発が期待されている。<br> 前述の背景から、我々は、バイオマスや廃熱をエネルギー源とする廃蒸気衝撃波を利用してフロン類を瞬時に分解する技術を開発することを目指している。本研究では、標準型及び爆轟駆動型衝撃波管を用いて、処理温度、試料ガス中水蒸気濃度を主な変更パラメータとしてフロン類の系統的な分解試験を実施中である。<br> 標準型衝撃波管を用いて、フロン12の分解試験を実施した結果、処理温度約950Kで最大62vol.%の分解率が得られ、爆轟駆動型衝撃波管を用いた場合、処理温度約3400Kで最大99.9vol.%の分解率が得られた。また、水蒸気添加率の増加に伴ってフロン12の分解率が顕著に増加することがわかった。

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  • CRID
    1390001205590714496
  • NII論文ID
    130005477682
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.25.0_321
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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