構成部材の耐力とCFDに基づく木造住家群の被害率関数の構築

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タイトル別名
  • Development of Wind-induced Damage Ratio Function of Timber Residences Using Components' Strength and CFD Data

抄録

台風の接近に伴う強風が住家に作用すると,開口部の損壊,屋根ふき材や小屋組の飛散等の被害がみられる.一般に住家群の強風被害の程度は被害率関数を用いて評価されているが,汎用的な評価に資する関数を得るためには,構成部材の耐風圧強度,周辺地形等の風速に対する影響を陽な形で反映させる必要がある. そこで本研究では,構成部材の耐力と地形特性を反映した木造住家群の被害率関数の構築方法を提案することを目的とする.具体的にはまず既往の耐力試験結果を援用し,一部損壊,半壊,全壊に対応した木造住家のフラジリティ関数を構築する.そして既往の台風による被害事例に基づき,当時の風況を再現したCFD解析を行い,瞬間風速の空間的な分布状況を把握するとともに,当該地区での被害率関数を評価する.以上のフラジリティ関数とCFD解析の結果を用いた被害率関数を構築し,被害調査結果に基づく被害率と比較検証するものである.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205592877696
  • NII論文ID
    130005478173
  • DOI
    10.14887/kazekosymp.23.0_163
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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