2013年台風30号ハイエン被害に関するフィリピン現地調査

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タイトル別名
  • Field Survey after the 2013 Typhoon Haiyan in the Philippines

抄録

2013年台風30号(ハイエン)はフィリピンレイテ島やサマール島に甚大な被害をおよぼした.本台風は上陸時の中心気圧895hPa,瞬間最大風速100m/s以上と史上最大規模のスケールであり,高潮,高波や強風を伴い7000人を超える死者・行方不明者が生じた(呉ら, 2014).特にレイテ島北東沿岸部に位置するタクロバン市,パロ町,タナウアン町(図-1)に死者・行方不明者が集中しており,サンペドロ湾奥に発生した高潮の規模の大きさやレイテ島沿岸部地域の脆弱性を示唆するものである.<br> 著者らは,台風30号ハイエンに伴い甚大な被害が発生したフィリピンレイテ島北東部を中心に,高潮の浸水状況や避難実施時の問題点などを明らかにするための調査を,2014年1月から3月にかけて複数回実施した.調査より本台風の外力の強さと被災地沿岸部の脆弱性,多くの社会的問題が明らかとなった.<br> 本報告では,台風ハイエンの特徴や水文特性および現地調査より明らかとなった被害拡大要因および様々な問題点に関して報告する.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205712176384
  • NII論文ID
    130005481993
  • DOI
    10.11520/jshwr.27.0_100059
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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