模擬星間物質からのアミノ酸・核酸関連分子の生成とそのロバストネス

• 小林 憲正

  横浜国立大学；自然科学研究機構

• 時村 隼人

  横浜国立大学

• 松田 知之

  横浜国立大学

• 榎本 真悟

  横浜国立大学

• 癸生川 陽子

  横浜国立大学

• 金子 竹男

  横浜国立大学

• 大林 由美子

  横浜国立大学

• 三田 肇

  福岡工業大学

• 吉田 聡

  放射線医学総合研究所

• 福田 一志

  東京工業大学

• 小栗 慶之

  東京工業大学

書誌事項

タイトル別名

• Formation of amino acid precursors and nucleic acid bases from simulated interstellar media and evaluation of their robustness

抄録

生命の起源に用いられた有機物の起源として，地球外有機物の寄与の重要性が議論されている。隕石有機物の起源として，分子雲中での星間塵アイスマントル中での反応が考えられる。模擬星間物質として，種々の混合比の一酸化炭素，アンモニア，水などの混合物に高エネルギー粒子線を照射したところ，高分子態アミノ酸前駆体や核酸塩基が生成した。これらの分子は，遊離アミノ酸よりも，放射線，紫外線，熱などに対して安定であり，宇宙環境下でのロバスト生命素材分子といえる。生命の起源に関与した分子としては，様々な有機物が候補に上がっているが，ロバストネスという観点からの評価が必須である。

収録刊行物

• 日本地球化学会年会要旨集

  日本地球化学会年会要旨集 61 (0), 56-, 2014

  一般社団法人日本地球化学会

キーワード

• アミノ酸前駆体
• 核酸塩基
• 模擬星間物質
• ロバストネス
• 生命の起源

詳細情報

• CRID: 1390282680712980736
• NII論文ID: 130005482304
• DOI: 10.14862/geochemproc.61.0_56
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可