幼児のしごと観
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- 岡野 雅子
- 東京福祉大
書誌事項
- タイトル別名
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- Children's view of vocation
- 親子ペアによる検討
- based on data from questionare/interview of child-parent pairs
抄録
<b>目的 </b> 近年、ニ-ト・フリ-タ-が増えているが、職業観の形成過程の検討は年齢をさかのぼる必要があると指摘されている。職業認知は小学生期にできるとされるが、本研究はその前段階の幼児のしごと観を探り、将来のしごとについて家族と話しているかについて明らかにした。<br>方法 北関東T市の幼稚園・保育所の5歳児の保護者を対象に質問紙調査を行い、回答のあった保護者の子どもと面接調査を行った。親子の回答が揃った64組(男児31、女児33)を資料とした。調査時期は平成26年7月(質問紙調査)、11月(面接調査)。<br><b>結果と考察 (1)</b>子ども回答は、男児はスポ-ツ選手45.8%、警察官16.7%が多く、女児はケ-キ屋(パン屋アイス屋)41.9%、幼稚園保育所の先生19.4%が多い。男女ともキャラクタ-やアイドルもあり、未定・無回答は14.1%である。子は回答1つが85.6%、未定・無答14.1%で、親は回答1つが68.8%、複数回答25%、未定6.3%である。親子で回答の一致は64組中34組(53.1%)で、女児の親子の方が、親が若年層の方が、一致率は高い傾向にある(p<.1)。<b>(2)</b>親子で話し合うかは「よく話す」子回答8.1%、親回答45.3%、「話したことはない」子回答21%、親回答3.1%で、親子間に認識の隔たりが認められ、複数回答の親は親子の回答一致率は高く(p<0.01)、親が若年層の方が子回答で「話し合う」率が高い(p<0.05)。<b>(3)</b>子どもは本来未来指向性をもち大人になることは期待をもって想い描く事柄と言えるが、今日の家庭生活では「よく話す」と答える子どもは1割弱で、親回答も半数に満たない。現代の生活状況は子どもの将来像を想い描くことが難しい背景があると考えられるのではなかろうか。
収録刊行物
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- 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
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一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 67 (0), 114-, 2015
一般社団法人 日本家政学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680536569216
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- NII論文ID
- 130005484235
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可