大学内で発生するバイオマス廃棄物量の推計の試み

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タイトル別名
  • An estimation of biomass emission in Okayama University

抄録

本研究では、バイオマス廃棄物の事業所や地域単位での分散型リサイクルシステムの有効性を評価するための第一歩として、岡山大学の広大なキャンパスの中にある緑地、実験農場、食堂から発生するバイオマス廃棄物の量を推計した。実験農場で発生する果樹剪定枝、刈り草、稲わら、家畜糞尿についてはNEDOのバイオマス賦存量・有効利用可能量の推計方法を利用し、作物ごみは農学部農場報告書から推計し、キャンパスの緑地から発生する剪定枝や落ち葉については樹木の幹径と高さをパラメータとするアロメトリーの手法、葉や枝の純一次生産速度による計算から、食堂からの厨芥類は大学生協食堂に直接ヒアリングをして排出量を得た。その結果、岡山大学から年間発生するバイオマス量は年間1,454トンあることがわかった。このバイオマス量の焼却やメタン発酵を仮定すると、6,765GJ/年の発熱量と計算された。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205591363072
  • NII論文ID
    130005484760
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.26.0_19
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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