道路形状情報に基づく自己方向・自己位置知覚 Egocentric direction and position perceptions based on lane edge information

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Abstract

運転等の自己移動に必要な知覚として、自己方向、自己位置の知覚がある。これらの知覚に対して、「道路が正立して見えていること」「遠くの情報を中心視で捉えること」という、典型的な道路の見えの要因が影響を与えるかどうかに焦点を当てて検討した。実験では、2枚の直線道路の画像を観察して、どちらが道路に対して正面を向いたものか(自己方向判断)、どちらが車線の中央から見たものか(自己位置判断)を答えさせた。実験1では正立画像と倒立画像の比較、実験2では正立画像と上下入替画像の比較を行った。その結果、自己方向判断は画像操作によって成績の低下が見られたが、自己位置判断は画像操作による成績の違いは見られなかった。よって、自己方向知覚には上述の2つの要因が重要である一方で、自己位置知覚はそれらの要因に対して頑健であることが明らかになった。つまり、自己方向・自己位置知覚は別々の認知処理だと考えられる。

Journal

  • Proceedings of the Japanese Society for Cognitive Psychology

    Proceedings of the Japanese Society for Cognitive Psychology 2015(0), 9-9, 2015

    The Japanese Society for Cognitive Psychology

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