森と海のつながり  ーカンラン岩流域からの物質フローとコンブの生育ー  [in Japanese] A connection of forest and sea -the effect of material flow from olivin watersheds to the growth of kombu  [in Japanese]

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Abstract

【目的】北海道日高山脈南部のアポイ岳周辺において、「森と海のつながり」をキーワードにコンブ生育と流域からの物質フローとの関連性を調べている。今回は、土壌浸透水を中心とする森林から河川へ物質の流出状況と、流域から沿岸域への懸濁物質の供給について報告する。【方法】カンラン岩流域、および非カンラン岩流域に水位計と自動採水器を設置し、月一回の定期観測と合わせて流域からの物質フロー観測をおこなった。テンションフリーライシメーターによる土壌浸透水(O層・A層・B層:5月~11月)の採取を月一回、および、河川水中の懸濁物質濃度を融雪期・降雨増水期・夏季渇水期に測定した。【結果】非カンラン岩流域における土壌浸透水は、O層>A層>B層の順に採取水量が減少し、かつ浸透水中の有機物濃度も同様の傾向を示した。一方、カンラン岩流域では層位別の差は見られず、土壌中の物質は浸透水とともに容易に河川水へ流出した。これに対し、カンラン岩流域における懸濁物質は降雨増水期でも濃度上昇は小さく、カンラン岩流域からの土砂供給は少ないと推定された。本研究は日本学術振興会科学研究費助成事業(基盤研究(B))の助成を受け実施した。

[in Japanese]

Journal

  • The Japanese Forest Society Congress

    The Japanese Forest Society Congress 126(0), 568, 2015

    THE JAPANESE FORESTRY SOCIETY

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