左下肢痛にて発症し偶発的に前駆Bリンパ芽球性リンパ腫と診断できた一例

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転移性脊椎腫瘍疑い患者の原発巣検索でBリンパ芽球性リンパ腫(B-LBL)と診断できた一例を経験したので報告する.症例は43歳女性で急性発症の左下肢痛を認め紹介.腰椎MRI施行しL4/5左外側ヘルニアTh11~L3椎体で信号変化を認め左下肢痛はL4/5ヘルニアによるもの,椎体信号変化に関しては転移性脊椎腫瘍が考えられ入院.安静にて左下肢痛改善.原発巣検索開始し血液検査で腫瘍マーカー上昇は認めず全身造影CT,骨シンチ施行したが原発巣は不明.PET-CT施行し十二指腸乳頭部,脊椎,肋骨に高度集積認め十二指腸生検,Th11椎弓根生検施行しリンパ芽球検出.血液内科コンサルトし骨髄生検施行.節外病変型のB-LBLと診断され現在化学療法施行中.ALLは通常小児に多く発症し骨髄浸潤を認めることが多いが今回の症例では成人発症であり,節外病変型であったという点で比較的稀な症例であった.

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