人工指関節置換術とそのリハビリテーション

  • 那須 義久
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科運動器医療材料開発講座
  • 坂口 和輝
    岡山大学病院総合リハビリテーション部
  • 西田 圭一郎
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科人体構成学講座

書誌事項

タイトル別名
  • Finger Joint Replacement Surgery and Post-operative Rehabilitation
  • ジンコウ シ カンセツ チカンジュツ ト ソノ リハビリテーション

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抄録

<p>人工指関節置換術は,股関節や膝関節などと比べて経験することの少ない手術であり,関節リウマチ(RA)の手指変形に対して行われる症例が大きな割合を占める.強力な抗リウマチ薬の普及によりRA症例の人工関節手術が世界的に減少傾向にある中,本邦では手指の小手術がむしろ増加傾向にあり,より高い機能・整容的目標の達成が求められるようになっている.人工関節の特性や,軟部組織の破綻のメカニズムと再建方法について熟知することが人工関節置換術を正確に行うためには必須であり,リハビリテーションを担当するスタッフとの情報を共有する必要がある.本稿では最も多く行われているRAの中手指節関節(MCP関節)変形に対する人工関節置換術を例に,手術とリハビリテーションの実際について概説する.</p>

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