Evaluation from Home Economics teachers about dangerous behavior between students of Junior High and Kindergarten

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  • 中学校家庭科の「幼児とのふれあい体験学習」における教師の危険意識に関する検討

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目的 中学校家庭科の保育学習では、多くの学校で幼児とのふれ合い体験が行われ、その効果も報告されているが、体験活動への危険性に関する報告は少ない。そこで、本研究では、中学校家庭科での幼児とのふれ合い体験学習における危険状況および安全教育の現状を中学校教員への質問紙調査から明らかにすることを目的とする。<br> 方法 全日本中学校技術・家庭科研究会事務局長から推薦された中学校教員203名に対して2015年10月~12月に質問紙調査を郵送法によって実施した。有効回答率は61.6%(125名)であった。<br>結果 幼児とのふれあい体験に関する授業場面において、子どもが怪我をしたり危険だと感じて「ヒヤッと」したことや「ハッと」したことがあると回答した家庭科教員は44名(12.0%)であった。具体的には自由記述から、生徒と幼児との関わりでは、特に生徒が子どもを喜ばせようと肩車や抱っこをしている時に危険な状況を多く生じることが示された。そして、生徒が幼稚園や保育園へ移動する際にも危険な状況が生じていることが明らかとなった。さらに、特別な支援を必要とする生徒と幼児とのかかわり方において教師の具体的な支援が必要であることも明示された。また、指導上の工夫を自由記述により尋ねたところ、前年度の写真を見せるなどの事前指導、幼児との関わり方や持参物などに関する留意事項が有効な方法として挙げられていた。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390001205561851136
  • NII Article ID
    130005790863
  • DOI
    10.11428/kasei.69.0_264
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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