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- 工藤 洋
- 京都大学生態学研究センター
書誌事項
- タイトル別名
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- Molecular Phenology in Plants:Molecular Mechanisms for Detecting Seasons
- 植物の分子フェノロジー : 季節を測る分子メカニズム
- ショクブツ ノ ブンシ フェノロジー : キセツ オ ハカル ブンシ メカニズム
- 季節を測る分子メカニズム
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抄録
植物は決まった季節に花を咲かせる.このような生物の季節現象をフェノロジーと呼ぶ.分子フェノロジーは,分子生物学の技術によって捕捉される生物の季節現象である.特に,遺伝子発現定量法の最近の進歩によって,分子フェノロジー研究は活発となった.高解像度分子フェノロジー(HMP)データとは,高時間分解能をもつ,十分頻繁に観察された時系列データである.花成調節遺伝子のHMPデータの解析は,植物が気温の長期記憶を有することを示唆していた.さらに植物が,日長,長期気温,短期気温という3つのシグナルの位相差を利用して季節を感知している可能性について論じる.
収録刊行物
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- 化学と生物
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化学と生物 54 (8), 548-554, 2016
公益社団法人 日本農芸化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679178122624
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- NII論文ID
- 130005815127
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- NII書誌ID
- AN00037573
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- ISSN
- 18836852
- 0453073X
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- NDL書誌ID
- 027566774
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可