農学的利用に向けたゲノム編集の現状・将来の展望

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  • 藤井 渉
    東京大学大学院農学生命科学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • The Prospects of the Genome Editing Technology for Agricultural Application
  • ノウガクテキ リヨウ ニ ムケタ ゲノム ヘンシュウ ノ ゲンジョウ ・ ショウライ ノ テンボウ

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抄録

近年注目を集めているゲノム編集技術は,従来では作製コストや労力を要したゲノム改変細胞・生物の作製を容易とし,その汎用性を拡張することで,生命科学における逆遺伝学的研究アプローチの加速化に大いに貢献している.農学分野でもさまざまな利用が進んでいるが,その一方で,今後解決すべき技術的課題が次第に明らかになりつつあり,応用分野によっては社会的議論を呼んでいる.本稿では,ゲノム編集技術の理解に必要な基礎情報や応用を解説するとともに,農学応用のための課題について提案する.

収録刊行物

  • 化学と生物

    化学と生物 54 (8), 568-574, 2016

    公益社団法人 日本農芸化学会

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