書誌事項
- タイトル別名
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- A Quantitative analysis into Waka collection and an Approach by machine learning
- ワカシュウ ニ オケル ケイリョウ ブンセキ ト キカイ ガクシュウ ニ ヨル ハンベツ
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抄録
<p> 本稿は,テキストマイニングの一環として,中世を代表する文学である和歌についてアプローチを試みたものである.分析対象は,平安中期から鎌倉時代初期までの「八代集」と呼ばれている勅撰和歌集である.これらの和歌の形態素での計量分析を行い,「八代集」の違いについて考察を行った.分析手法としては和歌集間での品詞使用率の統計的な差や,特に季節歌と恋歌に関して,冨士池優美氏が行っている名詞率とMVRの関係を用いた手法により,和歌集における差を調査した.そして,その結果を用いて,機械学習の手法の一つであるNaïve-Bayesにより判別を試みた.結果は,若干の程度の差はあれ判別をすることは困難であった.しかるに,和歌集の季節歌・恋歌などの部立別データにおいては,特に「後撰集」が高い判別であった.このことより,「後撰集」は「八代集」の中で異質な存在であるのかも知れないと思われる.</p>
収録刊行物
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- 情報知識学会誌
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情報知識学会誌 27 (2), 133-143, 2017
情報知識学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204423941376
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- NII論文ID
- 130005830245
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- NII書誌ID
- AN10459774
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- ISSN
- 18817661
- 09171436
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- NDL書誌ID
- 028340336
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可