新4 輪型ソリ付き歩行器の開発

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タイトル別名
  • 平成5年度~平成7年度NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)福祉用具開発助成報告 平成7年度~平成11年度神奈川県中小企業創造活動促進法新4 輪型ソリ付き歩行器の開発報告

抄録

<tt>一般的に歩行器は滑りやすい、歩行時に片方を持ち上げて進まなければならない、段差を越えにくいなど使用上の理由からリハビリテーションアプローチ、特に家庭内ではあまり利用されていないのが現状である。そこで我々は通産省:新エネルギー・産業技術総合開発機構より研究助成を受託し、総合リハビリテーション第15巻第6号に紹介した歩行器をさらに改良し、滑り過ぎず、段差を越え易いソリ付き歩行器を開発した。 特徴を1-7に示す。1、前輪に3度の傾斜角度でソリを取付け固定し段差を越え易くした。2、前輪に取り付けたスキー状の滑り板を前後移動することにより、床材の違いによる滑り板の摩擦の調節を可能とした。3、滑り板の後部を反らせることにより、歩行器の後退がいっそう容易となった。4、滑り板と安定脚の取付部に合成ゴムを挟んだ事により、接地がなめらかになった。 5、歩行器に取り付けた腰掛け板をシャワー椅子にも併用可能なよう、Uの字の切込みを入れたプラスチック板製とした。6、シャワー椅子としての使用も考え、後輪にストッパーを取り付けた。7、歩行器の支柱を差し込み式にし、使用者の身長に合わせて高さ調節できるようにした。 </tt><tt>東京大学医学部整形外科主管の治験を行った。治験委員会は後に、21世紀リハビリテーション研究会、バイオフィリアリハビリテーション学会、高齢市民が活躍するための社会技術研究会、International Biophilia Rehabilitation Academyの基礎となった。また使用の効果を論文等で明らかにした。 さらに、1995年度NEDO事業報告会では、パネラーを務め、ノーベル賞を受賞された江崎玲於奈氏と同席をし、記念署名を得ている。</tt>

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205524859648
  • NII論文ID
    130005830483
  • DOI
    10.14911/biophilia.2013.1.0_109
  • ISSN
    18848699
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • Crossref
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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