小笠原諸島周辺の深発地震による地震動の距離減衰特性

• 久保 久彦

  防災科学技術研究所，地震津波防災研究部門

• 鈴木 亘

  防災科学技術研究所，地震津波防災研究部門

• 㓛刀 卓

  防災科学技術研究所，強震観測管理室

• 青井 真

  防災科学技術研究所，地震津波火山ネットワークセンター

書誌事項

タイトル別名

• Attenuation Relationship Characteristics of Ground Motions for Deep-focus Earthquakes around the Ogasawara Islands, Japan

抄録

2015年小笠原諸島西方沖の地震をはじめとする小笠原諸島周辺の深発地震による地震動の特性把握および予測を目的として，本研究では強震動指標の空間的な分布やその距離減衰の様相を調べた上で，深発地震による地震動の距離減衰式を構築した．深発地震による地震動の距離減衰は地域毎に様相が異なっており，東日本前弧，東日本背弧，西日本および伊豆半島から伊豆・小笠原諸島にかけた地域の順で各地域への波線経路上での内部減衰と散乱減衰の双方またはいずれかが弱いと考えられる．これを踏まえて本研究では各地域で異なる非幾何減衰係数を持つ距離減衰式を提案している．また深発地震時の地盤増幅を評価した上で，過去の地震を対象とした地震動予測を試みた．

収録刊行物

• 日本地震工学会論文集

  日本地震工学会論文集 17 (4), 4_13-4_29, 2017

  公益社団法人 日本地震工学会

キーワード

• 小笠原諸島周辺の深発地震
• 地震動
• 距離減衰
• 地盤増幅
• 地震動予測

詳細情報

• CRID: 1390282680334077184
• NII論文ID: 130006035003
• DOI: 10.5610/jaee.17.4_13
• ISSN: 18846246
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaee/17/4/17_4_13/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可