CMOSカメラ搭載したサーモグラフィを用いた非接触バイタルサイン測定による季節性インフルエンザの検出

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Remote sensing of multiple vital signs using a CMOS camera-equipped infrared thermography for rapid screening of patients with influenza

抄録

<p>2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)の流行を機に,世界中の空港では赤外線サーモグラフィによる発熱チェックシステムが導入された.しかし,感染の疑いのある渡航者も解熱剤服用時には検出が困難であり,サーモグラフィの有用性を疑問視する報告までも散見される.これらの検疫における課題を克服するために,本研究では,現在空港検疫で使用されている赤外線・CMOSカメラを用いて,非接触でバイタルサインである呼吸数・心拍数・体温を測定し,画像処理により感染症をスクリーニングするシステムの開発を提案する.その有用性を検証するため,2015年高坂クリニックのインフルエンザ患者16名と対象群の22名の健常者に対してスクリーニングを行った.本システムの精度は,感度87.5%,特異度91.7%であった.</p>

収録刊行物

  • 生体医工学

    生体医工学 55Annual (3AM-Abstract), 162-162, 2017

    公益社団法人 日本生体医工学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205269330944
  • NII論文ID
    130006076910
  • DOI
    10.11239/jsmbe.55annual.162
  • ISSN
    18814379
    1347443X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ