小学生の50m走のタイムとアーチ高率,足趾把持力の関連

DOI
  • 鹿内 和也
    弘前大学大学院保健学研究科
  • 尾田 敦
    弘前大学教育研究院医学系保健科学領域
  • 石川 大瑛
    弘前大学教育研究院医学系保健科学領域
  • 川口 陽亮
    医療法人明洋会近江整形外科
  • 吉田 深咲
    社会医療法人秀公会あずま脳神経外科病院
  • 横山 寛子
    弘前大学大学院保健学研究科 医療法人松田会松田病院
  • 前田 健太郎
    弘前大学大学院保健学研究科 かわむら整形外科
  • 浦本 史也
    弘前大学大学院保健学研究科 社会医療法人仁陽会西岡第一病院
  • 伊藤 亮太
    弘前大学大学院保健学研究科 公立七戸病院
  • 藤林 直樹
    弘前大学大学院保健学研究科 医療法人整友会弘前記念病院

書誌事項

タイトル別名
  • The relationship between 50-m dash time, rate of arch height and toe grip strength in elementary school students

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抄録

<p>【目的】本研究の目的は小学校高学年児童の50m走のタイムとアーチ高率及び足趾把持力の関連について,継続調査により検討することである。【対象と方法】小学校4年時から6年時まで3年間継続して調査可能であった児童86名(男子43名,女子43名)を対象とした。小学校にて実際に行われた新体力テストより50m走のタイムを採取した。右足にてアーチ高率および体重比足趾把持力の測定を行った。各項目を相関分析により比較した。【結果】4年時と5年時の50m走のタイムと体重比足趾把持力に有意な負の相関が認められた(4年時:r=-0.26 p<0.05,5年時:r=-0.33 p<0.05)。【結語】小学校4年生および5年生の時期には50m走のタイムと足趾把持力の関連が認められた。6年生についても関連している可能性は考えられるものの,単純な相関関係は認められなかった。この時期は様々な要因が複雑に影響してくると考えられたため,今後は縦断研究によって検討していくことが必要になると考えた。</p>

収録刊行物

  • 東北理学療法学

    東北理学療法学 29 (0), 64-68, 2017

    公益社団法人 日本理学療法士協会 東北ブロック協議会

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