細胞骨格分子ビメンチンの有するGlcNAc結合活性

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  • Vimentin’s <i>N</i>-Acetylglucosamine-Binding Activity: Its Physiological Function
  • サイボウ コッカク ブンシ ビメンチン ノ ユウスル GlcNAc ケツゴウ カッセイ

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抄録

<p>ビメンチンは、中間径フィラメントとして主に間葉系細胞や骨格系細胞に発現する細胞骨格分子として知られている。そして、細胞の形態維持および張力に対する強度維持に関わる分子として考えられてきた。また細胞の形態維持だけでなく、様々な細胞のシグナル伝達や細胞遊走などへの関与も報告されている。さらに病態への関与としてガン化や慢性炎症性疾患の疾患部位おける高発現が注目されている。近年、筆者らはこのビメンチンの細胞表面上への発現とN-アセチルグルコサミン(GlcNAc)に対する結合活性を新たな機能として見出してきた。本総説では、ビメンチンのGlcNAc結合活性の機構解明からその生理的意義についての筆者の仮説を踏まえ解説する。</p>

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参考文献 (17)*注記

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