日本栄養士会災害支援チーム(JDA-DAT)が使用する活動記録票・議事録用紙の検討

DOI オープンアクセス
  • 甲斐 美咲
    元お茶の水女子大学生活科学部食物栄養学科
  • 須藤 紀子
    お茶の水女子大学基幹研究院自然科学系 (公社)日本栄養士会JDA-DAT運営委員会エビデンスチーム
  • 笠岡(坪山) 宜代
    (公社)日本栄養士会JDA-DAT運営委員会エビデンスチーム 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所国立健康・栄養研究所栄養疫学研究部
  • 尾崎 文子
    元お茶の水女子大学生活科学部食物栄養学科
  • 下浦 佳之
    (公社)日本栄養士会JDA-DAT運営委員会エビデンスチーム 兵庫県立がんセンター栄養管理部

書誌事項

タイトル別名
  • Development of new formats for activity report and minute used by the Japan Dietetic Association–Disaster Assistance Team

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抄録

東日本大震災の被災地に日本栄養士会から派遣された支援栄養士が日本栄養士会に提出した「災害支援現地活動報告書」(以下、「活動報告」)の書式は自由記載形式であったため、①必要な情報の検索に労力を要する、②記入者によって内容が異なる、等の問題が見られた。活動内容を直ちに把握し、次の支援につなげることが可能となるように、提出された計481枚の 「活動報告」 をもとに、書式の問題点を検討し、改訂版を作成した。その後、第3回、第4回日本栄養士会災害支援チーム(JDA-DAT)リーダー育成研修で、参加者延べ135人を対象に改訂版の評価を実施し、回収した評価票124枚をもとに最新版を作成した。最新版では、①記入内容の指定により記入の段階から大まかな分類が可能、②要点を示した記入例や頻出単語の略語一覧を作成したことで記入・分析時間の短縮が可能、等の特長により、記入と次の支援に向けた情報の把握が容易となった。本研究の成果物である最新版は、今後JDA-DATの出動時に使用される。

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