2011(平成23)年最高裁大法廷判決の憲法学的研究

書誌事項

タイトル別名
  • A Constitutional Study on the 2011 Supreme Court Judgmen
  • 2011(平成23)年最高裁大法廷判決の憲法学的研究 : 「法」と「政治」の接点で考える[2011.3.23]
  • 2011(ヘイセイ 23)ネン サイコウサイ ダイホウテイ ハンケツ ノ ケンポウガクテキ ケンキュウ : 「 ホウ 」 ト 「 セイジ 」 ノ セッテン デ カンガエル[2011.3.23]
  • 「法」と「政治」の接点で考える

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抄録

本稿は,憲法学の視角から,最高2011(平成23)年3月23日大法廷判決について検討を加えたものである。本判決は,現行衆議院議員選挙制度(「小選挙区比例代表並立制」) の下で,小選挙区区割基準規定の1人別枠方式に係る部分とそれに基づく区割規定について,違憲状態にあることを認めた初めての最高裁判決である。本稿では,憲法上の幾つかの問題点について,衆議院議員選挙に関する直近の2007(平成19)年6月13日大法廷判決と比較しながら検討を加えた。なお,その際,選挙区割りは,「法」と「政治」の接点に位置づけられる問題であるので,「民主主義と司法審査のバランス」が常に問われるこ とになるが,本稿では,その点を考慮に入れて考察を進めた。

収録刊行物

  • 選挙研究

    選挙研究 28 (2), 5-14, 2012

    日本選挙学会

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