地域サポート人材事業に関する研究の動向と展望  [in Japanese] Research Trends and Perspectives on Projects of Supporters for Rural Regeneration  [in Japanese]

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限界集落や地方消滅などの日本の農山村地域の消滅を危惧する議論の根底には,過疎・高齢化の進行により,地域資源管理や地域づくり活動などの担い手不足が深刻化しているという問題がある。こうした問題の解消に向けて,1990年代以降,農山村地域へ外部の人材を導入する事業(以下,地域サポート人材事業)が全国的に実施されている。例えば,総務省による「地域おこし協力隊事業」(2009年~)や農林水産省による「田舎で働き隊!」(2008年~)などの政府により制度化された事業がある。さらに,NPO法人地球緑化センターが実施している「緑のふるさと協力隊事業」(1994年~)や自治体独自で行われている事業などもある。このうち最も事業実施数の多い「地域おこし協力隊事業」では,協力隊員数と実施自治体数が年々増加しており,また協力隊員の任期中の活動や任期後の定住も様々な形で報告されている。しかし,任期途中での退任の多さや任期後の定住率の低さといった問題が生じている自治体もあり,事業を現場で運用するそれぞれの自治体は運用のあり方を模索している状況にある。こうした状況は他の事業でも同様にみられる。本稿では地域サポート人材事業に関する研究の動向をみていくことで,同事業の運用における課題を整理するとともに,今後の研究課題を検討することとした。なお,文献の収集においては,学術論文や研究発表の梗概集などを対象とするとともに,研究動向を考察する上で重要と思われる書籍も対象とした。その結果,51本の文献を収集することができた。主な地域サポート人材事業別に文献数を整理した結果をみると,「地域おこし協力隊事業」に関するものが44本あり,全体の8割以上を占めている。

Journal

  • JOURNAL OF RURAL PLANNING ASSOCIATION

    JOURNAL OF RURAL PLANNING ASSOCIATION 35(2), 105-110, 2016

    THE ASSOCIATION OF RURAL PLANNING

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    130006108104
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AN00386889
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    journal article
  • ISSN
    0912-9731
  • NDL Article ID
    027685740
  • NDL Call No.
    Z18-1918
  • Data Source
    NDL  J-STAGE  JASI 
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