膵がんに対する樹状細胞ワクチンの開発と治験 [in Japanese]
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Abstract
膵癌は発生率、死亡率ともに増加しており、予後不良/難治性の悪性腫瘍とされる。膵癌患者の生命予後改善には新規治療戦略の開発が急務である。我々はがんに対する免疫療法であるがんワクチンを開発しており、標準療法不応進行膵癌に対する樹状細胞ワクチンの創薬を目的とした医師主導治験を開始した。本稿では、がん免疫の基礎と免疫療法の現況を概説したうえで、膵癌に対するがんワクチン療法、とくに樹状細胞ワクチンの作用メカニズムと開発状況を述べる。
Journal
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- Farumashia
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Farumashia 53(10), 979-983, 2017
The Pharmaceutical Society of Japan