ホルモン拮抗ヒト前立腺がん細胞株PC-3 における新規光感受性物質porphyrus envelope 細胞内局在の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Subcellular localization of novel photosensitizer named porphyrus envelope in human prostate cancer cell line PC-3

抄録

<p>レーザーと光感受性薬剤を用いたがん治療法である光線力学療法(photodynamic therapy; PDT)は,そのがん特異性から前立腺がんに対する新規モダリティとして着目を集めている.しかし,腫瘍への薬剤選択性および集積性をより高め,正常組織への侵襲や術後の遮光期間を抑える必要がある.そこで我々は,前立腺がんへの薬剤集積性および選択性の向上を目指し,複製能を欠損させたセンダイウイルス粒子,hemagglutinating virus of Japan envelope(HVJ-E)を用いた薬剤輸送システムに着目し,HVJ-E と光感受性物質プロトポルフィリンIX(protoporphyrin IX; PpIX)とを組み合わせた新規光感受性薬剤porphyrus envelope を用いたPDT を検討している.本総説では,porphyrus envelope の薬剤輸送メカニズムについて報告する.</p>

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参考文献 (2)*注記

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