液状化に伴う沈下を考慮した徳島県東部での津波浸水過程の数値的検討

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タイトル別名
  • NUMERICAL STUDY ON VARIABILITY OF TSUNAMI INUNDATION PROCESS INDUCED BY A GROUND LIQ-UEFACTION IN TOKUSHIMA CITY
  • エキジョウカ ニ トモナウ チンカ オ コウリョ シタ トクシマケン トウブ デ ノ ツナミ シンスイ カテイ ノ スウチテキ ケントウ

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抄録

徳島市を対象に,液状化による地盤沈下を考慮した津波浸水計算を行い,液状化による津波浸水過程への影響を評価した.地盤沈下量は,中央防災会議による予測結果を有限要素解析(FLIP)の結果を用いて補足することで求めた.津波浸水予測にはJAGRUSを用いた.その結果,津波の浸水過程と到達時刻は,液状化による沈下を考慮した場合,内陸に向かう小河川の近くや,道路や鉄道線路といった人工地形の周辺で変化した.このような浸水過程の変動特性を有する場所では,津波到達時刻が最大で10分程度早まることもあった.これは特定の条件下での解析結果であるため,可能性の一つではあるが早期避難の重要性を改めて示す結果である.

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