多孔質体間隙部の微細流動計算と部材欠損が流動及び作用流体力に及ぼす影響の検討

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  • ON THE EFFECTS OF ABSENCE OF A MEMBER OF POROUS MEDIA BASED ON MICROSCOPIC FLOW SIMULATION
  • タコウシツタイ カンゲキブ ノ ビサイ リュウドウ ケイサン ト ブザイ ケッソン ガ リュウドウ オヨビ サヨウ リュウタイリョク ニ オヨボス エイキョウ ノ ケントウ

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抄録

埋め込み境界法を用いた数値解析手法による多孔質体流れの計算の検証結果を示し,巨視的な圧力降下量や部材の抗力係数の評価が可能であることを示した.部材が規則配置された多孔質体通過流れにおいては一様な圧力降下勾配から巨視的モデルの妥当性が示されるが,部材欠損によって間隙分布が偏る場合には適用が難しいこと,欠損箇所によって圧力降下量や部材に作用する流体力の変化にも違いが出ることを示した.部材欠損は接近流速で無次元化した抗力を全般的に低下させるが,欠損箇所の直後の部材については抗力の増大を生じさせた.また部材欠損は全般的に実質流速を増加させるが,その程度は部材の欠損箇所に依存し,欠損箇所の直後では流速の増加を生じさせる傾向が見られた.

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