コンパクトシティ政策に対する記述と評価の乖離実態

• 越川 知紘

  筑波大学大学院

• 森本 瑛士

  筑波大学大学院

• 谷口 守

  筑波大学大学院

書誌事項

タイトル別名

• Separation between description and evaluation of compact city policy
• Emphasis on a municipal master plan
• 都市計画マスタープランに着目して

抄録

各自治体で採用されるコンパクトシティ政策は多様化が進んでいるが，その評価まで含め十分なフォローアップがなされていない．本研究では全国の多様な自治体を対象に，都市計画マスタープランを過去に遡ることで，７つの政策分野に渡ってコンパクトシティ政策が展開してきたことを明らかにした．また，各分野においてどのような評価指標が対応づけられてきたかを整理し，実際に各分野の評価指標値の変遷を横断的に提示した．この結果，いずれの評価指標値にも都市計画が直接関与できる以外の事象が大きく影響していることが類推される結果となった．想定されているような評価指標値の改善を目指すには，都市計画でコントロールできる政策領域そのものを大きく拡大する必要があることが示唆された．

収録刊行物

• 都市計画論文集

  都市計画論文集 52 (3), 1130-1136, 2017-10-25

  公益社団法人 日本都市計画学会

キーワード

• コンパクトシティ政策
• 都市計画マスタープラン
• 経年変化
• 政策評価

詳細情報

• CRID: 1390282679190787968
• NII論文ID: 130006179561
• NII書誌ID: AA12749321
• DOI: 10.11361/journalcpij.52.1130
• ISSN: 21850593
• ISSN: 09160647
• HANDLE: 2241/00150444
• Web Site: https://tsukuba.repo.nii.ac.jp/records/45169
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/journalcpij/52/3/52_1130/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可